2018年07月13日

第635回 枝豆の美味しさのひみつ(日本分析化学専門学校配信)

644bc6d1570cd5560d09f9e740cbecee_s.jpg枝豆とビールが美味しい季節を迎えました枝豆の美味しさはアミノ酸によるもので、主要成分は窒素です一般に植物は根を伸ばして土壌中の窒素を獲得していますしかし、枝豆を含むマメ科植物は根に根粒菌が共生し、それらが固定する窒素も利用できます結果的に枝豆は大量のアミノ酸を子実に貯蔵することができ、これを人が食べる際に旨味として感じますこのように土壌微生物が枝豆の美味しさに貢献しているとは驚きですね
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2018年07月06日

第635回 ピクルスの化学(日本分析化学専門学校配信)

21c38b527ecf192a3def7f217b27278c_s.jpgキュウリのピクルス、お好きですか?酢漬けにすることにと生のキュウリにはない特有の風味が追加されます酢はキュウリ中のアスコルビナーゼというビタミンC分解酵素の働きを抑制しますまた、果皮が緑色から茶色に変化しますが、傷んでいる訳ではありません緑色色素であるクロロフィルの中心原子であるマグネシウムが水素原子と置き換わり、フェオフィチンに変化しただけなのですピクルスの中にも化学が潜んでいるのです
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2018年06月29日

第634回 衣服に貼り付けられる太陽電池!?(日本分析化学専門学校配信)

8ede20c158a6e0f15898e223ea979b48_s.jpgこれまでの薄型の有機太陽電池は、太陽光エネルギーを電力にする変換効率と耐熱性を両立することが困難でしたしかし、材料となる半導体ポリマーの分子構造を変えることで熱に強く、エネルギー変換効率も高い太陽電池を作ることに成功しましたこの熱に強い性質を活かせば、熱をかけて電池を布地に貼付けることができますまた、高温下の環境でも安定して使用することも可能になります
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2018年06月22日

第633回 AIがヒトの命を救う!!(日本分析化学専門学校配信)

86486c93effb54ac9a9763a149fae4a8_s.jpg最近、話題に挙がることも多い人工知能(AI)ですが、尿中の代謝物の分析結果をAIに解析させて大腸がんの早期発見を高精度に行う方法が開発されました患者ごとに異なる濃度パターンを示すポリアミン類の組み合わせをAIに学習させることで良性ポリープとの識別にも成功しました
年々増加傾向にある大腸がんに対して、尿を使うことで痛みを伴わず精度良く発見できる検査方法の確立は大腸がんの早期発見につながりますね
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2018年06月15日

第632回 白い虹を知っていますか(日本分析化学専門学校配信)

fd440666f60e3cde974a26218264a436_s.jpg雨上がりの晴れ間に見ることができる虹霧の中では、七色ではない白い虹が出現することがあります通常の虹は、太陽光が雨粒に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たし、太陽光が七色に見えますしかし白い虹は、発生原理は通常の虹と同じですが、霧の粒が雨粒より極めて細かいため、七つの色にはっきり分かれず、色が重なり合って白く見えるのです「白虹(しろにじ、はくこう)」、「霧虹(きりにじ)」と呼ばれます
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2018年06月08日

第631回 植物と土壌微生物との見えない絆(日本分析化学専門学校配信)

8507c6e37ff37963f6255a6f8609138d_s.jpg土壌中にはたくさんの微生物が存在しますなかには植物と共生して生きているものがいますアーバスキュラー菌根菌(以下AM菌)もその一つです実は、陸上に生息する植物の約7割は、AM菌と土壌中の根を通して共生しているのですAM菌が菌糸を土壌中に広げて養分を吸収し、植物へ供給します見返りに植物は光合成で作った養分をAM菌へ提供しています植物と微生物が見えないススゴイ絆で結ばれているとは驚きですね
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2018年06月01日

第630回 おそばの香りが好きな人は、茹ですぎちゃダメ!(日本分析化学専門学校配信)

4bdd906384f013597f1c66ff1928d1ba_s.jpgおそばの独特の香りは、麺の味を決定付ける重要な要素です香りの主成分は揮発性アルデヒドであるヘキサナール、ブタナール、ペンタナールと言われていますおそばを茹で始めると、これらの成分の香りが立ち込めてきますこの香りが好きな方も多いのではないでしょうか
でも、茹ですぎると揮発性の香り成分は失われてしまうので注意して下さいね茹で過ぎは食感だけではなく、香りにも悪い影響を及ぼしてしまうのです
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2018年05月25日

第629回 木材からお酒が!!(日本分析化学専門学校配信)

d42b3869befca2b525c97a058b0da0a8_s.jpg木材を発酵し、お酒を製造する技術が開発されました木から燃料用アルコールをつくる技術はありますが、製造中に硫酸を使う必要があることや、香り成分がとんでしまうため、飲料用アルコールの製造には不向きでした今回開発された技術は、木を粉砕してクリーム状にし、食品用酵素や酵母で発酵させることで、香り成分を残したままアルコールをつくっています木の種類を変えれば、色々な香りがするお酒をつくることができます
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2018年05月18日

第628回 ゼリーは小粒ほど硬い!?(日本分析化学専門学校配信)

56f5102fe2351ea973043e96efb5f5c5_s.jpg初夏の季節においしいゼリーはゼラチンでできていますが、その大きさを100分の1 mmという非常に小さいサイズにすると通常の大きさに比べて10倍も硬くなることが分かりましたこのような現象が起こる理由は小さくすることでベータ‐シートと呼ばれる通常の大きさの時にはできない分子構造になるためです微小化によるゼリーの性質の変化は食品、化粧品、医薬品への応用だけでなく細胞の機能解明にも貢献できる発見となるでしょう
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2018年05月11日

第627回 光合成をしない植物!?(日本分析化学専門学校配信)

8e30fb1535e71794437d02d8381cb8ae_s.jpg私たちヒトを含む動物は、生きるために何らかの食べ物を摂取して栄養を得ていますが、植物は光を利用した光合成により、栄養となる有機物を自ら作り出していますしかし、植物でも光合成をやめてしまった植物がいるのをご存知ですかそれらは「菌寄生植物」といい、進化の過程で光合成の機能を捨てました名前から想像できる通り、共生する菌類から栄養を得て生きているのですこれが世界に880種もいるとは驚きますね
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